2015年3月23日月曜日

『人の挑戦にあれこれ言う人が多すぎる』(^^)v

東京電力(株)福島第一原子力発電所の汚染水封じ込め問題は国民的課題なので自分の見解を述べてもよいと思いました。

新聞報道によると原子力規制委員会の配下(?) の規制監視検討会は、土壌を凍結させて地下水の流入を防ぐ、「凍土遮水壁」の工事の見直しを東電などに求めることを検討しているそうです。
規制監視検討会に権限があるのなら、工事の見直しを求めることに非はないのでしょう。しかし、以下のような疑問をもちます。
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規制監視検討会はみずからの代替案を持っていて、その代替案と東電の凍土遮水壁が干渉してしまうので見直しを求めているのでしょうか。そうであるならば彼らの代替案をまず示すべきです。
規制監視検討会の代替案と東電の凍土遮水壁が干渉しないのであれば、両方を同時施工すべきです。なぜなら、汚染水封じ込めの課題は出来るだけ早急に解決すべきことで、そのためには2重3重に対処計画を進めることは許されるからです。
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代替案がなくて、東電の凍土遮水壁に反対しているのであれば、それはなぜなのでしょうか? 東電の「凍土遮水壁」の成功が保障できないから承認できないということなのでしょうか。
東電はモックアップを作り実証試験をおこなっています。東電は災害を起こした当事者です。失敗のリスクがあるからというだけで、責任をとらない第三者が東電の対応を遮ることが果たして有益な行為なのでしょうか。
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「凍土遮水壁」では遮水できないと論証できているから工事の見直しを求めているのならわかりますが、遮水できないかもしれないというリスクがあるから工事の見直しを求めるということであれば、東電を始めとして対策に当たっている当事者達は怒ってしまうと思います。『ならば、あんたがたでやってくれ』とさじを投げられ、『おー、おれたちがやってやる』と規制監視検討会は引き受けることができるのでしょうか。