2015年1月28日水曜日

I AM KENJI(後藤健二さんの解放を祈ります)

卑劣で卑怯な行為であり、「イスラム国」に断固抗議します。すでに一人は殺害されているようであり、残る一人の解放を祈ります。犯行グループはヨルダンにいる女死刑囚との交換を要求しており 日本のみで解決できる事件ではなくなっています。

オイラが関心を持ったのは、メディアや国会議員がどう反応するかということです。
「安倍政権の積極的平和主義の危険な兆候だ」と懲りない面々の声明が聞かれます。

放送法の規定により 一方の意見だけを流す事がTV放送では禁止されています。公共放送のいわゆる偏向番組も禁止されています。視聴者の判断材料を提供するという観点で番組を作らなければならない。

A新聞の朝刊を今日(2015.1.26)はコンビニに買いに出かけた。購読していないからです。
社説、天声人語、解説記事などを読みました。特記しておきたいことは 情感たっぷりの記述がなくなっていることでした。

国会議員
この事件は国会議員の良識が試されるという観点からニュースを追いました。「与野党を越えて対処にあたらなければならない」と各党首は所属議員たちを結束させたいようです。しかし、一部の議員はそれでも批判を受けて弁明や見解の削除を余儀なくされています。

仏週刊誌シャルリ・エブドの襲撃事件以来、「言論の自由」という問題に触れた優れた論評が発表されています。関連して「自由」というテーマを論評する記事も増えているようです。ネットで流れる膨大な情報等、情報の増え過ぎた社会に身を置いている事をあらためて痛感します。優れた論評を掲載するメディアには感謝です。
(以上は20150126に自分のメモ帳に記した内容)

昨日(20150127)の深夜に新たな展開があった。24時間以内に人質交換が行われなければフリージャーナリスト後藤健二(47)さんは殺害されるとの声明です。

この件でイスラム圏の歴史をさまざま知るようになった。私は30年前にイラク・バスラの港湾改修作業に従事した経験があり、中東の雰囲気をすこしは体験しておりますが 中東情勢といい近隣国の情勢といい 国の舵取りがほんとうに問われます。


1 件のコメント:

  1. 後藤健二さんを知れば知るほど 彼がすばらしいジャーナリストであることがわかってきました。本日(20150129)発売の週刊文春の池上彰氏のコラムでそれは決定的となりました。

    池上さんのヨルダンからのシリア難民レポートも後藤さんの的確なアドバイスがあったからのことだったそうです。

    解放される事を祈ります。

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