2014年7月24日木曜日

最高の投書!! 


投書欄「談話室」から抜粋  2014.7.24

孤独死した彼女の訃報から6年がたつ。5歳下の彼女は若い頃、一緒に阿久悠さんの作詞講座を受講した仲間だった。ほかに男性2人を加えた4人で講座が終了した後も勉強会を開くなど、私たちはとても仲がよかった。
彼女と久しぶりに再会したのは、亡くなった阿久さんを送る会でのことだった。それから数ヵ月後、私と同じで生涯一人だった彼女はひっそりとこの世を去った。食卓に食事の用意がされたまま、あおむけになって倒れていたらしい。その顔は穏やかなものだったと聞いた。
先日、彼女のお姉さんに久しぶりにお会いした。彼女がシャンソンの作詞コンクールで優勝してフランスに招待されたことなど、若かりし頃の話が弾んだ。あの頃は私たちの花だった。
懐かしいと思っていたせいだろうか、今度は彼女が夢に出てきた。まだこっちに来ちゃだめよ、と言う。目覚めたら、私の顔に涙の跡がついていた。

(パート 亀甲美智子 73)

 

私が読んだ、今年度最高の投書!! 我が人生もかくありたいと願ってしまいます。お友達に聞かせてあげようと思っているのですが、若い人にはわからんだろうにゃぁ。『へっくション』っていまごろクシャミをしてるぜきっと。

 

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