2016年2月1日月曜日

巨大地震 

夢を見た。ふるさとが一瞬にして破壊されてしまう。
『何てことだ』
30メートルの黒い波が覆いかぶさるように背後から人々に襲いかかった。
吉村昭(作家)が書き残した光景を人々はふたたび見ることになった。
予見される南海トラフの崩壊にそなえ人々は防災意識を高めていた。ハザードマップを更新し避難先となる高台も整備していた。
土曜の昼下がり。若いカップルはラブホテルで久しぶりの快楽に戯れていた。学習塾では男子や女子が講師の目を盗み消しゴムを投げ合っている姿があった。
しかし、瞬間そこにデジャブのような光景が出現した。あっという間に呑み込まれた犠牲者は深さ30メートルの水底から、家屋が海面に浮かびながら沖へと流されてゆくのを無念にながめた。
電柱は倒され、電力の供給は途絶えた。
巨大地震は救援者の接近を拒む。
LCACを使い最初に孤立した被災地に上陸したのは海自であったが、ロジステックの構築に失敗したことが明らかになる。被災した海岸線がまたもや長過ぎるのだ。
毛布とおにぎりをかかえ現地に救援所を築き始めたのは、なんと今回も大手コンビニの救援隊でした。
一昼夜が過ぎボランティアたちが続々と集結しはじめていた。
『がれきの下に人がいるぞ~~』誰かの叫び声が聞こえる。
子供を助けろ、老人は後にしろ。
息苦しくなって目が醒めた。


giant earthquake predicted

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