2016年5月27日金曜日

人間くさい神話

安倍晋三政権のブレインたちは昨今になく戦略家のようです、駒を着々と進めますね。
安部さんを大っ嫌いと思う人もいれば好ましいと思っている人も世の中にはいるでしょう。G7サミットの首脳たちを伊勢神宮に案内するなんて 昔ならつぶされたプランだと思う。
伊勢神宮はご存じの通り天照大神を主神としていて、明治になって天皇家を強化する目的から政府によって保護された神社です。
それまでは 伊勢神宮や出雲大社のような大きな神社に顕著ですが、たとえば伊勢神宮では「御師」と呼ばれたスタッフが各地に出向き 講を組織させたりして布教活動をおこなっていたようです。その結果としての「お伊勢参り」などから入ってくるお金が神社経営を成り立たせていたようです。荘園のような社領が没収されてしまった結果、布教活動することで神社を守ったのでしょう。
前置きはどうでもよいのですが、日本神話には神々がたくさんおられてそれぞれが人間くさい喜怒哀楽を示すところがギリシャ神話に似ているなぁと思います。
天照大神はあるとき弟の狼藉ぶりにお怒りになり洞穴のなかに隠れてしまいます。神々は相談の結果、洞穴の前で賑やかな踊りと宴(うたげ)を催すことになりました。興味に惹かれて天照大神が顔をのぞかせたところで神々は洞穴の入り口をふさいでしまいました。
なんと人間くさい神話なのでしょう。このエピソードだけでも日本神話を好きになってしまいます。面白いだけではなく、高い精神性も感じ取れます。最初の天地創造の神は姿をもちません。意志だけの存在する神です。


http://www.sankei.com/politics/news/160527/plt1605270004-n1.html


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